QuinnによるFreljord調査報告の第2弾、翻訳です。Sejuaniの支配領域へと向かった彼女が見たものとは?
その1→その2(この記事)
Winter's Clawの領域
Sejuaniの土地へと進めば進むほど、Freljordの寒さは厳しくなっていった。降り積もる雪は、私が後に残してきた足跡をあっと言う間に覆い隠してしまう。私たちはここでは歓迎されていない、そんなことはわかっていた。
領域の境界線近くで、私たちはAvarosan村の焼け跡を通りすぎた。何百もの馬や鹿の足跡が、あらゆる方向から残されていた。Winter's Claw族に相対した部族の者たちが、Asheへの忠誠に殉じることを選んだのだろうか? Sejuaniは敵対者に破滅をもたらすということなのだろうか?
二つめのAvarosan村の廃墟を見つけた時のことは、言葉にできない。一度ならず多くの戦いの痕跡があったが、ぼろぼろになったAvarosanの旗が山小屋から垂れていた。ここにいた人々は撤退したのだろうか?
Sejuaniの野営地
すぐ近くにWinter's Claw族の軍勢がいることに、Valが気づいてくれた。彼の目がなければ、私は死んでいただろう。私たちは彼らの辿る道から外れ、通り過ぎるまで隠れて待った。そして、彼らを追ってSejuaniの野営地へと向かった。
いくつかの軍勢が最初に集結したが、彼らは皆、征服行為の戦利品とおぼしき荷物を背負っていた。武器、食料、さらに私が驚いたのは新兵だ。二つ目のAvarosan村廃墟の人々は撤退したのではなかった。彼らはWinter's Claw族の軍勢に進んで加わったのだ。Asheの最も熱心な信奉者たち曰く、Winter's Claw族は飢えに満ちた災厄の運び手であるが、夕闇時になると、その野営地はたくさんの食べ物と飲み物(特に酒)に満たされ、荒々しい祝宴が開かれるという。
私はSejuaniその人を一瞬だけ視界に捉えることができた。彼女は巨大な戦猪に跨がり、見る者を恐怖で射すくめるような眼差しをしていたが、人々は喜びの中に彼女を迎えていた。彼らの歌は、彼女の名を讃えるものだった。
Sejuaniはただの破壊者以上の人物に見える。彼女もまた、Freljordの部族を統一する術を模索しており、彼女に賛同する者たちが加わることで部族が大きくなっているのだ。
これは恐るべきことだ。Valと私は東へ向かい、そこにいるであろう、Avarosanに忠誠を誓う人々を探すことにした。Sejuaniが新しい民を迎えるほど彼女の破壊行為は進み、Winter's Claw族に支配されたFreljordがDemaciaにとっての脅威であることは明白だ。Asheの部族は、危機に晒されているのではないだろうか?