2014年1月10日金曜日

和訳:ジャングル入門中級編:Gankで試合を勝利へ導く


ジャングル入門中級編:Gankで試合を勝利へ導く


ジャングラーが3レーン全てを勝たせたいと願っても、それはたった一人で背負うには大きすぎる仕事だ。1つのレーンにより多くのリソースを割けば、他レーンへのそれは削られることになってしまうのが必定だからだ。ゴールドと経験値の収入を維持しつつ、それぞれのレーンに意味のある貢献を行うのは、いくら控えめに言っても難しいと言わざるをえない。前回の記事、ジャングル入門初級編その2では、ジャングルのモンスターに関連した行動決定の基本とともに、これらのバランスについて議論した。そしてジャングル入門初級編では、gankに関連した行動決定の基本について論じた。今回は、gankに関係した行動決定の次の段階、どのように各レーンに与えるプレッシャーのバランスを取ったらよいのかについて、取り組もうと思う。


スノーボールを呼ぶスノーボール──Topからbottomへとgankする


ジャングル入門中級編その2で論じるつもりだが、レーニングフェーズの終盤(リンク先は英語記事)において、ドラゴンは非常に有益なオブジェクトとなる。このため、レーニングフェーズ終盤にジャングラーがtopをgankしている場合、敵チームはすぐにドラゴンの獲得に動くことが多い。邪魔されずにSmiteを打てるなど、多くのアドバンテージがあることがわかっているからだ。他の要因もあるが、こういった理由も相まって、topレーンにはスノーボールのきっかけを与えること、つまり最初にtopをgankすることで味方のtopレーナーを有利にすることが、上手く働くことが多い。すると敵ジャングラーはレーニングフェーズを互角にするため、以下のどれかを選ぶことを迫られる──こちらのtopレーナーのスノーボールを許すか、キル・タワー・CS数のリードを稼ぐか、はたまたドラゴンのコントロールを手放すか。

最初のTopレーンへのgankが成功したにしろ失敗したにしろ、次の目標はmidレーンとなる。他レーンと比較して、gankルートが多い(ジャングル内のキャンプから近く、便利でもある)のがmidレーンの特徴であり、標的に攻撃を当てるのは簡単である。加えて、敵のmidレーナーが青バフをもらっているようであれば、味方のmidレーナーといっしょになるべく早く襲いかかることだ。上手く行けば、キルに加えて敵の青バフを奪うことができ、ドラゴン獲得のための十分なプレッシャーをマップにかけることができる。これを行わなければ、青バフを持った敵は依然としてレーンでの威圧感を保つことになってしまう。midへのgankは、ドラゴン周辺で定期的に起こる戦闘のために、必要なのだ。

最後に、botレーンへと行こう。このレーンには互いのチームから2人のプレイヤーが割かれているため、ドラゴンを獲得したい時間帯を狙ってこのレーンに影響を与えるのがベストだ。戦闘は厳しいと敵が判断するような、ごく低いヘルスへと敵を追いやることは、味方レーナー2人がその状況を即座に活かそうとしない限り、ドラゴンを取りたいジャングラーにとっては大した意味を持たない──これは毎回期待できるものではないのだ。だが、戦闘の後にすぐドラゴンを始めるつもりなのであれば、敵のヘルスを削ることは大きな影響を持ちうる。しかし、どの程度ヘルスが残っていればドラゴンを取るためには十分なのだろうか? 「ごく低いヘルス」とはどの程度なのだろうか?


レーンにプレッシャーをかける


プレッシャーというのは曖昧な概念で、普遍的に使われる単語ではあるが、明確な定義がなされていることは稀である。実際に説明しようとして私が気づいたのは、「プレッシャー」とは敵が選ぶことのできる正しい選択の量を、自分の強みや敵の弱みを利用して制限することを言い表しているに過ぎないということだ。さらに言い換えると、敵の間違った決定の量を増やすことでもあり、ある程度の範囲で敵の行動を制限できるということだ。たとえば、自分がジャングラーとしてレーンにプレッシャーをかけている場合を想定してみよう。自分が姿を見せないことでプレッシャーをかけている時、敵レーナーがダメージ交換を仕掛けてきたら、そこでgankすることで、敵が選んだ良い決定を悪い決定に変える(敵レーナーがトレードに勝っているという前提)ことができる。味方レーナーのダメージ交換を助けることで、将来的にスノーボールを助けることにもなり、ダメージ交換をしようとする敵が躊躇しやすくなることにも繋がるだろう。

レーンで勝つための方法はたくさんある。タワーを折る、より多くのCSを得る、より多くのキルを獲得する、マッチアップによっては五分五分の状況ですら勝利と言える可能性がある。私は以前からストレスに感じ続けているのだが、自分がジャングラーとして理解しているマッチアップの解像度は、gankの成功に直結する。VladやKarthusのように、レイトゲームのためにただただファームを続けていたいチャンピオンが味方にいるのであれば、ジャングラーが成すべきは、彼らの安全を確保してやることだ。彼らの対面がAnnieだったら、FlashとTibbersのコンボを使わせないためにAnnieのFlashを消費させてやり、彼らのファームの安全度を改善してあげよう。彼らの対面がFizzだったら、all-inできない程度にFizzのヘルスを減らし、ファームの安全を確保しよう。彼らの対面がハードカウンターだったら、彼らが自力でレーンを保てるようになる前に、1~2キル取らせてやる方がいいだろう。あまりにも多くの可能性があるので詳細を語ることはできないが、全てのチャンピオンにとって、レーンでの勝利とはこの3つの内の1つだ──CSか、タワーか、キルか。味方レーナーが目標を達成するため、レーンを助けるためにはどの程度のプレッシャーをかける必要があるか(たとえば、Flashを消費させる程度)を評価する。全てのレーンについて最低限の目標達成を目指し、ジャングラーの干渉がより大きな効果を生むレーンについてはより多くのリソースを割くことだ。Gankの成功から多くの成果を得たような場合はもちろんそうすべきだが、自分のヘルスがかなり削られてしまっただけの場合や、味方レーナーが目標到達のために十分な進行をしている場合は、どんどん他のレーンへ行って良い。

ジャングラーはレーニングフェーズの最中、キルに結びついたgankを何度か行えているべきだが、全てのgankの結果、キルを得られるのは稀なことである。先の段落で、レーンにかけるべき最低限のプレッシャーについて概説したが、レーンの一部に対しては、敵よりももっと対面のヘルスを削り、Flashを消費させられるようになるはずである。ジャングラーが最も投資を行ったレーンというのは、リードを最大限に取りスノーボールできるレーンになるはずだ。よって、どのレーンに繰り返しgankを行うか?ultimateやサモナースペルを使うか?赤バフの保持時間は?などの点からの、賢い選択が鍵となる(原則はジャングル入門初級編に書いてあることを胸に留め置くこと)。

前項の最後の問いにはっきり回答すると、「ごく低いヘルス」とはドラゴン前の戦闘に勝つことができ、引き続きドラゴンから受けるダメージに耐えられる状態の境界を指す。敵bottomレーナーのヘルスを両方とも半分以下にできた時、自分のヘルスがほぼ100%に近いのであればドラゴンからのダメージをタンクすることができるし、味方レーナーたちのヘルスも100%近くであれば、最悪の場合でも何とかしてドラゴンを取り、命からがら逃げ出すことができるだろう。敵のヘルスを80%以下にしか削れていない場合は、確実な状況ではないと考える。ドラゴン獲得に当たっては、良いコールをするための他のアドバンテージが必要だろう(たとえば敵ジャングラーがtopにいる、味方のtopがShen、など)。


つまり、どういう意味なのか?


まとめると、ドラゴンを最大限にコントロールするためには、なるべくドラゴンから遠い場所からgankを始めることが重要である。ジャングラーは徐々にドラゴンに近づきながら仕事をこなし、自分がドラゴンを倒せる程度に育っている時を見計らい、botをgankする時間帯を決めること。1本のレーンから移動していいと確信する瞬間を決めるには、レーンをgankするに当たって最低限の成功に達したか否かの判断と、そのレーンに対してどれだけ自分の余裕を投じられるかのバランスを取らねばならない。Leagueにおいてはタイミングが全てだ──今日は真理だったことが、明日には虚偽になっているかもしれない。最初は正しかったことが、次は間違っているかもしれない。マップの各所にプレッシャーをかける順序によっては、自分がそこにいない時間がどれだけであろうとも、際限なく膨れ上がる影響を及ぼすことができる。どのようにして試合序盤の差を最大化し、中盤の差を作り出すか、慎重に考えるべきだ。「Topからbottomへ」というアプローチは、ドラゴンのコントロールを得るためには素晴らしいものだが、ドラゴンよりも価値がある他のオブジェクトに対してはどうだろうか? さて、gankを終えたジャングラーのように今一度ジャングルに戻り、次の記事ではオブジェクトを守ることについて学べることを見ていこうと思う。では、次の記事でお会いしよう!


著者について


 不平不満を口に出すのではなく、学び続けることでSilver 4からPlatinumに到達した、サポートメインプレイヤー。続けていけばすぐDiamondになれると思っている。人に教えることが好きなので、Platinumに到達した時のことについて記事を書くことにしていて、できる時にはSilver対Platinumの試合をプレイしている。ひどくくだけた感じの人間なので、どう思ってくれてもかまわないし、何でも聞いてほしいな。


原文
Cloth5 | Jungling 201: Ganks Carry Games by BlueNoseReindeer

※この翻訳記事は、Cloth5.comさまの許諾のもとに翻訳しています。
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