2013年12月8日日曜日

ビルドガイドを読もう!!



はじめに

当ブログは結構いろんな翻訳記事なんかを掲載してるけど、実際のところ記事は適当に選んでいる(主にaorenjarの趣味だ)。
 なので、Loreとか主にLeague of Legendsそのものに対する態度についての記事なんかを中心に翻訳している。

 戦略に関わる記事なんかも僕は好きなんだけれど、今のような時期(PreSeason4)だと未知の要素が多すぎて記事の鮮度はすぐに落ちてしまう。特に記事ができる→翻訳→掲載という手順を踏むからなおの事遅くなってしまう訳だ。

 一方で、それなりの数の閲覧者がビルドガイドの翻訳を希望していることも認識している、残念ながら、それらが翻訳される可能性は低い。これは単純な話で、翻訳作業に必要な時間と全チャンピオンの数、そして各チャンプを取り巻く環境の変化の速さを考ると、十分な記事を提供することは不可能からだ(このブログはあくまで個人運営なので)。

 とはいえ、「ウチはビルドガイドやりません。適当にWikiでも読むかググれカス」というのも不親切なので、簡単に英語のガイドを探すガイドをメモしておこうと思う。
 言語面の問題から主に英語圏/北米中心となる点についてはご了承いただきたい。アジアや欧州の非英語圏情報を得たいというぐらいの人なら多分自力でなんとかなるだろうし。




ステップ1:Webサイトを見つける

LoLはその競技人口の多さから非常に多くのWebサイトが存在している。
 その中のいくつかはコミュニティ貢献や知識の共有、あるいはアクセス獲得のためにビルドガイドを掲載している。特に、Proが運営するサイトではビルドや運用に関する記事が多く記載されている。これはプロプレイヤーの仕事にコミュニティに対する貢献が求められているからでもある。

 以下にそのようなサイトを幾つか紹介しておく。各チャンプの基本的な扱いやビルドの考え方が開設されている場合が多い。

 Team Solo Mid http://www.solomid.net/guide
 LoL PRO http://www.lolpro.com/

 また、プレイヤーの交流用の情報サイトも多く、そこでは各人がスレッドを立てて議論したり、ビルドガイドを書いたりしている。いわゆるプロでなくとも、相当に高いTierのプレイヤーも投稿していたりする。前述のプロチームのサイトに比べると玉石混合ではあるが、変則的なスタイルの情報も得られる。

 MOBA fire http://www.mobafire.com/
 LoL King http://www.lolking.net/guides/


ステップ2:ビルドを探す

サイトにアクセスしたらさっそく…と思うと、おそらく大量のビルドがズラリと並んで手が止まってしまう事が多いだろう。片っ端から読んでいっても、もしかすると役に立たないかもしれないし、できるだけ要領良く読みたい。

PRO運営サイトの場合

プロチームのサイトの場合は各チャンプの運用について1~2個のガイドが記載されてるだけなのでそんなに難しい事はない。(LoLPROのSupport Fiddleとか時々変わり種もあるが)

コミュニティ中心サイトの場合

このようなサイトでは毎日大勢の人間がビルドガイドを投稿していたりするのでビルドガイドの数自体がかなり多い。真正面から順に読んでいるといくら時間が合っても足りない上に、内容が役に立つかも分からないという可能性がある。
そこで、ガイドを探すうえで役立つと思われるいくつかのポイントを紹介しておく。

チャンピオン名

言うまでもなく。

ロール(Top/Mid/Bot/Jungle/Support)

Topへ行くFighterタグのチャンピオンの多くはJungleを兼任できるし、TOPへ行くAPというのもある。
AssassinもTOP/MIDで違ったりするのでガイド毎にロールを確認しよう。ロールが変わればビルドがまるで別物になるのは確実なのだから。

更新された日付

LoLの環境は日々パッチによって変わっていく。他の記事でも述べているように、ゲームそのものの潮流が変わることすら珍しくない。古い記事はそもそも内容が適用できない可能性がある。

人気、評価

コミュニティサイトに大量に存在するビルドガイドの場合、閲覧者が良いと思った記事に投票するシステムがついている場合が多い。閲覧されている回数が多く、評価数やコメントの多い記事はある程度内容が担保されていると考えてよいと思う。

著者

誰が書いているかは重要だ。IWDominate(Curseのジャングラー)と、その辺のシルバーぐらいのプレイヤーの記事を比較してどうか?と考えてみればすぐわかる。また、プロ同士でもプレイスタイルの違いからチャンピオンのピックやルーン、マスタリー、運用方法は当然異なる。配信や大会、あるいは観戦で気になる名前のプレイヤーが居たらその名前で書かれたビルドが無いか探してみるのも良い。



ステップ3:読む

さて、お目当て(と予想される)ビルドガイドを見つけたらさっそく解読開始だ。
 とはいってもとりあえずパッと見るだけでも結構参考になる部分もある。ビルドガイドは以下の内容は少なくとも含まれているので、それらと添えられた解説を読むだけでもプラスになるはずだ。

  • ルーン
  • マスタリー
  • サモナースペル
  • スキルオーダー(スキル取得順)
  • ビルド(スタート/コア/一般的な完成形/その他状況によるもの)
  • ジャングラーの場合/ジャングルのルート

さらに、記事によって様々な掘り下げが行われる。

  • Pros/Cons(長所と短所)
  • 序盤・中盤・終盤の戦略(レーン中心の序盤から、バロンや集団戦の終盤まで)
  • 状況別のアイテム購入方針(大雑把なものも子細な検討がある場合もある)
  • レーンでの動き
  • 集団戦での動き
  • マップでの移動解説(チャンピオンのスキルで壁抜け可能な箇所一覧等)
  • お勧めワード置き場(サポートチャンプに多い)
  • チャンピオン別の相性と対策
  • etc....
加えて記事の補足のために動画が貼り付けられている場合もある。
 動画中の音声が良くわからなくても、動きの参考になることも少なくない。
(例えば、LoLPROではSeason4のFioraでジャングルを回る流れが動画で公開されている)

 本当に重要なのは、ビルドガイドの根底にある著者の考え方を理解して、そのうえで実戦では必要に応じて戦略を切り替える事なのだが、そこまでキッチリプレイできる人は多分こんな記事は不要だろう。まずは大まかな順序や簡単な状況別の戦術を学んでいこう。(敵がADばかりならThornmailを買おうとか)


ステップ4:実践する

一通りガイドを読んだら早速実践に移してみよう。

 もっとも、ひみつ日記で散々翻訳されているようにLoLは大抵思ったようにいかないゲームだ。例えば自分はかなり無残な技量なのでCarryできることは滅多になく、CSの精度も全くお話にならないNoobといった具合だ(挙句にARAMのやりすぎでSupportの動きがさらに下手になった)。

 ならばガイドを読む事の意味は無いのだろうか?といえばこれはもちろんNoだ。

 状況を見てどんなアイテムを買うか判断する、どんな箇所にワードを置くか決める、集団戦でハードCCを何時、誰に使うか考える。そういう瞬間にきちんと学んだことを生かせるようにちょっとずつ努力することが重要だ。

 最初からガイドの内容を完全に実践する必要は無い(そもそも連中のガイドはお金を稼ぐ速度が完全にプロ並の前提だったりする)が、ちょっとしたところから改善していこう。最初はTrinketをきちんと買って最序盤のジャングルで視界を確保するとか、TeemoがいるならSweeping Lensも検討しようとか、そういうレベルで良いのだ。少しずつ実践していくことで著者の考えを実感として理解していくというのも必要なステップである。(ところで金策アイテムはいつどれを買ったらいいんだろうか??)

最後に

LoLはプレイヤーが10人も居て、ゲームの進行に伴って様々な変化が生じるため、考慮すべきポイントはあまりにも多く全てを掌握することは出来ない。しかしながら、あらかじめ知っておくことで回避できる失敗や、知識に基づいて対応できる状況も少なからず存在している。
 対面がRyzeなのに最初にCloth Armorを買うとか、青バフ依存が酷いのにインベイドを警戒しないとか、アサシン系の敵に分からん殺しされるとか、知識が無いだけで大きく不利になるのも勿体ない話だし、敵チーム構成を見て防具を買うのは完全な大砲ビルドのADCでもない限り基本的な動きになるはずだ。
 もちろん各局面の技術(CSとかハラスとかGankとか)だって重要だが、同じように知の力も重要だ。技術が同じ程度なら猪武者よりは、それをいなせる柔軟な戦術を駆使出来た方が強いはずだ。

 それに知らないというだけでいわゆる「初見殺し」をされるのは悔しいだろう?

PS

英語の翻訳については以下のようなサイトを使っているが、最後は個人の努力による。
 時々ひどい悪文を書く著者もいるので、できるだけ明瞭な文章である事を祈るしかない。
 Google翻訳 http://translate.google.co.jp/
 英辞郎 on the web http://www.alc.co.jp/