2012年7月19日木曜日

ノーマルレート1100シッタールルの現状と課題


ノーマルレート1100シッタールル
現状の確認と課題の推測のための書き下し。



(現在の課題)ルーン
赤 MRPen 後述のEQコンボによるゾーニング力を増すため
黄 Gold シッターはLHを取らないため
青 flatMNReg どうもあまりピンとくるものがない
紫 Gold シッターはLHを取らないため
シッターがゼロLHである以上、黄と紫はGoldルーンをガン積みするわけだが、赤と青は考える余地があると思う。
もっともこのへんはけっこう瑣末な問題かもしれない。

マスタリー

9/0/21
Offense 赤ルーンと同様MRPenを確保。ルルはAPレート総計で悲しみを背負っているのでAPではなく、後述の通常攻撃ハラス重視でADに3ポイント振る。自分のうまくいっているリプレイを2つほど数えながら見たらEQコンボと通常攻撃の当てている回数は同じくらいだった
Utility 金策系に振り切る必要がある。またScoutはOPである
2靴と王冠だけでもCDR40いくようにCDRを10にして、あとはおまけ

開幕の買い物
基本的に、MNRegペンダント、緑ワード3、赤ポーション3
この界隈ではワードをささない敵が多いので、ピンクワードは空振ることが多い。しかし相手の履歴から中堅シッターっぽかったらペンダントを省いて緑3桃1赤4や、ペンダント緑2桃1赤1でワード折りを狙う手も熱い

Lv1インベード
ルルは集団に無減衰で貫通ヒットするQを取っているのでジャングルでの5対5遭遇戦では比較的役立つほうな気がする。
うっかり負けて逃げることになったら、移動速度最低かつ裸足なので壁抜けフラッシュしないと死ぬ。

Lv1フェイスチェック
ルルはLv1でブッシュをフェイスチェックするのにそうとう向いておらず弱い。移動速度とARが最低、ルーンもマスタリーもフェイスチェック的なものを振ってない、かつ裸足なので十分に死ねる。
基本、botの敵が表通りから来てくれることを祈る。敵が2人とも表から来てくれたなら感謝の念とともにブッシュに入る。
(現状の課題)もしいつまでも敵が表通りで見えないときは、しかたないので、十分注意しつつ塔方向からブッシュに近づき、まずQを盲撃ちしてからワードを挿すというのがいいようである?
(現状の課題)逆にブッシュに潜んでフェイスチェックを待つのは得意で、『Q当て→通常攻撃当て』してやればスローがかかるのでいきなり当て得になり、うっかりそのままブッシュの支配権をとれる気がする? エグゾーストスタートならファーストブラッドまで狙える? どうだろ
リーシュや警戒はできなくなるが、開幕で靴緑1ポ2でADCarryと二人で速攻botブッシュに走りこむ手とかあるだろうか

レーン戦
敵のジャングラーがどこに見えている/いたかを常時チェックすること。topで見えたならその間、botレーンに意識を集中して押しても安全である。
ミニオン状況がタワーを削られない程度に押せてあれば、買い物にリコールしていいが、基本的にADCと揃ってリコールしたほうがよい。レーンに片方だけいるというのはシナジーを大きく失い脆弱性がある。

レーン戦での立ち回り
シッターは敵のミニオンの残りライフを見る必要がないので、そのぶん味方のミニオンの残りライフを見る。味方ミニオンがミリ残りになったら敵ADCがLHを取りにくる。このとき一方的に攻撃できるチャンスなので攻撃を入れにいくか、攻撃をいれるぞと見せてプレッシャーをかけにいく。
(現在の課題)タワーハグさせてXP範囲から追い出すゾーニングが最高の目標だが、ガンクが怖い。靴を優先的に買うべきかもしれない?

EQの当て逃げ
シッタールルのレーン戦の主力はEQの当て逃げで、Eを敵チャンピオンに直当てしてからさらにQを当てる。Qのスローが入ると敵の反撃が当たりづらくなるところが強みで、このときルル本体からも敵のほうにQが飛ぶので、ルルに反撃しようとするもう一人の敵にもQが当たりやすく、同時に2人をゾーニングできるという仕組みである。相方のADCがこのタイミングに添って敵を殴ろうとしてくれることが大事で、そうするとEのPixのついている敵が逃げ腰になりやすく、するとPixから飛ぶQの命中率が上がる。こうしてQがうまいこと2人に当たると、スキル2発で3ヒットする計算となりマナ勝ち展開に進める。
特にQは2段階目を取った瞬間のダメージの上がり幅が大きく(80ダメ40マナ→125ダメ50マナ)、敵がびびりやすいため、QEQと取った3レベルの瞬間に狙いたい。
言い換えると、レーン戦でのシッタールルの主任務はゾーニングであり、味方のADCはルルのゾーニングを助けてくれる支援役と考えてよい。
敵がADCにスキルを当てにくるのが読めたら、そこそこ難しいがADCにEを先載せすることを狙う。ジリアンの爆弾などは4秒起爆で、Eは持続6秒なので超楽勝であり、相殺しつづけてやると比較的容易にマナ勝ちし、EQゾーニング展開に入れる。
(現在の課題)先載せの難しいケースでは敵ADCにEQを当てての反撃を重視したほうがいいかもしれない? ADCがダメージを受けてからEを後載せする展開だとEがほとんど活きないようである
なお、筆者は発動速度を上げるためにQWERをすべてスマートキャストに設定している。

超アウトレンジEQ
ミニオンを経由してのEからのQ当てによる超アウトレンジ攻撃は、ルル実装直後のAPmidルルで活躍した技だが、Qが涙の2段階ナーフを受けたこと、botではミニオンを削る効果がマイナスに働くこと、シッターだとAP装備が買えないことから、有効なケースが減った。よって上記のEQ直当てが本命となるわけだが、たまにミリ残りの敵がタワー下で甘えてチャットとかしているので、そんなときは少し踏み込んで超アウトレンジでワンキルを狙おう。

(現在の課題)ゾーニングできないとき
シッタールルが避けるべき展開はタワーハグ状態に押し込まれることで、ADCの支援が無い(LHで忙しい)状況になるためEQ当て逃げがきかなくなりきびしい。なにかしようとするとダメージ負けしてデスリスクを負うケースが多い。開き直って敵ミニオン経由のEQでも当てるべきなのかもしれない?

(現在の課題)ジャングラーとのガンク適性
ルルはブッシュワーク(下記)とゾーニングが得意でありレーンを押し込んでしまう。対象指定スタンやバーストもないので、ジャングラーとのセットプレイでのキルレーン化は向かない気がする? ジャングラーがタワーダイブできるようになったら超アウトレンジEQも利用していける?

(現在の課題)ブッシュワーク
ルルの通常攻撃はパッシブの(3+2*Lv)*3がつくため、低レベルで軽装の間はうっかりADCを上回るダメージを出す。低ASのレンジドという性能からも、レーン戦序盤のブッシュを利用しての一発当て逃げ(ブッシュに隠れておき、出て一発当ててすぐブッシュに戻る)に向いている。できるだけ敵がLHなりヒールなりのなにかをしようとしているときを狙って一発当て逃げを行い、ダメージ交換は避ける。
ブッシュの中でも適度に前後に動いて、敵のADCの「怒り」を推測して盲撃ちスキルをかわそう。これをこなしつつミニマップを凝視し、他レーンへの報告業務(レーン戦でのミニマップ凝視と報告)を行いつつガンクをかわそう。
一発当て逃げの観点からは通常攻撃とQ生撃ちの実効射程はそれほど変わらないので、Qの生撃ちはあまりする必要がない。怒った敵が近寄ってこようとするときの引き撃ちに強力なのでそこで使おう。

被ガンク時の対応
「アムム来た! トリブッシュにアムム来た! 下がろう下がろう!(撤退ping)」
「ボット3人! 逃げて逃げて!(撤退ping)」
自分かADCか塔から遠いほうにWを打って立ち止まらず全力で逃げる。EやQも有効。ただしQは打つときに少し立ち止まるので、Qを敵に当てた場合はルル自身は死ぬ展開が多い。
塔までさがれてガンクを空振らせたなら、敵側のXP・収入をその間下げさせ、敵ジャングラーに時間を空費させて弱体化させ、また他レーンで自チームがファームできるようになるわけで、空振らせるたびに有利になる。ボイチャで「はーい残念! ざーまぁ!」などと言ってチームの士気を上げよう。ボイチャと/laughまではアリだと思うが/allチャットで言うのはスゴイシツレイなのでやめよう。

セルフキャスト
ルルは被ガンク時などの急なピンチ時にコンマ数秒でも早く自分にスキルを使うことが生死を分ける場合がある(WERいずれも)。筆者はセルフキャストにシフトキーを押すのは遅い気がするのでキーバインド割り当てを変えてZXCVにセルフキャストを振っている。

ルルのレーン戦での買い物
シッターはゼロLHなので『お金の入手=初期所持金+自然入手+ルーン+マスタリー+金策装備』とみなせる。具体的には黄紫ルーンとマスタリーでgold/secが1.3→2.025g/sにしてあるわけだが、金策装備を1つ買い足すたび、これが0.5g/s増える…ルルで考えると、この効果じたいは言うほど強力ではない。
賢者石のリジェネアップによるゾーニング強化、亀甲羅のライフアップによる被ガンク耐性、ルルにとってこれらの性能がついてきてこその意味が大きい。よってカゲズラッキーピックは、APレート総計に悲しみを背負っているルルが買う意義は低い。
ゾーニングができている間はワード2~4本とポーション1~2個ていどまで持って、余ったぶんで金策装備を進めよう。押し込まれてタワーハグ状態のときはワードが減るが、味方ジャングルへの侵入路に1または2箇所ワーディングする必要があるので1または2本持つ。
なお本陣から再出撃するとき、他のチャンピオンが近くにいたら自分よりそちらにWをかけよう。


(現在の課題)集団戦フェイズでのワードの置き場所と報告
レーン戦が終わって集団戦フェイズに移ったら、シッターの仕事としてワーディングが前面に出てくる。

・最大進出点から置く
集団戦に勝った時に『①敵陣の奥まで進む→②塔などを折ったり折れなかったりする→③退く』というふうに動くわけだが、この①のときに、もっとも進出した場所の要所にワードを置いておき、その後③で退きながらさらに要所にワードを置いて、手持ちワードを全部置ききりながら帰る。このワードの置き方は味方チームと一緒に行動しつつ、また、退きながら置けるので、もっとも安全で効果的である。
よくあるパターンは①で敵のインヒビあたりまで攻め込んだときにレイス脇のブッシュに挿しておき、③で退くときにバロン前~周辺に挿して帰る。
シッター以外のチャンプでも空き枠があるときにワードを2本持っておいてこれをやるとイケメンだと思う。

・暗いところに置きに行く
危険だがあるていどその危険を冒すことは必要。ミニマップの情報から、敵がなるたけいないor少なさそうで、味方があるていど近くにいる要所に置きに行く。敵がいない場所に挿しても敵は映らないわけだが、逆算で敵がいる場所が推測できるから挿した瞬間にもう価値が出る。
シッターが暗いところに行くのは危険なことなので「敵の勢力圏」「味方の支援力」を意識してその圧力を感じとりながら挿しにいきたい。もし不意の遭遇戦が起きた時には、味方が近くにいるといないとでメイクチャンスとデスリスクに非常に大きな差が出る。

・逆側は任せる
ADCから大きく離れるのは望ましくないので、ADCが行くのと逆側のドラゴン前/バロン前は他のチームメイトにまかせよう。

・ピンクでのデワード
デワードには通常攻撃3発、チャンピオン単独では4秒ていどの時間がかかる。これは敵に発見された状態で費やす時間なので、特にオラクルを飲んでいる状態では敵からのヘイトも高いため、敵の勢力圏内ではきわめて危険な時間である。デワードしている間は、その1秒ごとに敵急速接近警報が鳴っていると考えよう。逃げ道方向に移動しながら一発ずつ殴り、折ったら全力で逃げよう。
同じ場所にワーディングするときは、折る前に置くと見られるので折ってから置こう。
同じ壊すでもティーモのキノコなどにはこの4秒がないので、はるかに安全に壊せる。

・折り合い置き合い
(現在の課題)敵のピンク持ちとの、折っては置き、置いては折られの繰り返し。かなり危険で、ほぼbaitの領域に入る。

・(現在の課題)敵の所持ワードの確認
シッターはワードとピンクを大量に買うため装備を買えず、そのため相手との装備カウンター戦にはほぼ参加できないが、敵のワード所持状態を確認しておくと、ワーディングされたか、それはどこかが推測できるはず。

(現在の課題)集団戦での立ち回り
ルルの集団戦はかなり忙しいので王冠などのアイテムは真っ先に使ってしまうのがいい気がする。敵直当てのEQコンボは間合い的に極端に危険になるので集団戦では使わない。
飛び込んだ味方前衛にRを使いたくなるがそれはあまりよくなく、まず味方起点のEQで敵の接近を遅滞しつつ、敵がADCに到達したときにRで打ち上げて「貧弱なADCだと思った? 残念!」を狙うのがいいようである。
Wは敵の危険なrを止められれば上等だが射程と発動ラグから簡単ではない。ヌヌのrを止めようとして間に合わなくて死ぬとかある。敵後衛を狙う味方の突撃役に使うとかがいいのかもしれない?
かなり上手い人でもルルのEがダメージ計算から漏れることはあるっぽいので、Eでの救助は強く意識する。Qはレーン戦で役立つだけ上がっていればよさそうなので、集団戦フェイズではEを上げていく。なおWはスケールが弱いっぽいので最後。
噂によるとトリスターナと組むときはWを優先上げしていくとワンチャンイケメンあるらしい。

追撃戦・撤退戦でのルル
ルルは追撃戦・撤退戦でもWEQRが全部有効であり忙しい。追撃時は、『追いかけている味方にEを貼る→Wで加速させる→Qを敵に届かせてスローをかけ捕まえる』というのが理論上のオシャレコンボだがオシャレすぎるのでWだけでもだいたいいい。逃げるときはWEがメインで、Qは足が止まるのがかなり危険で前述の通り撃ったルルが死ぬケースが少なくない。最後尾の味方へのEから経由させるか、ブッシュや地形などで視界が通っていないタイミングで撃ちたい。

集団戦フェイズでの買い物
ポーションの回復量150は低レベル時に強力なものだったが、レベルが上がるにつれて、そして集団戦フェイズに入ることで急速に無意味化する。戦闘がじりじりした削り合いではなくなってごく短時間に決着するようになり、またシッターはファームしないので戦闘終了時、また手持ちのワードを置き切った時にフィールドに留まる理由が少なく、ワードを汲みに頻繁に本陣に戻る展開が多くなるためだ。ポーションを使う機会が極端に減るので積極的に売ってワード代の足しにしよう。
形勢が互角前後の間は、帰還のたびにワードを5本まで買って、余ったお金で装備の素材が買えるなら買い、それでお金が余ったらワードを買い足そう。
装備じたいは多くの場合、それほど工夫の余地がない。まず賢者石から王冠を作るのは安定で、チームで複数持っていても役立つ。あとは味方がまだ作っていないオーラ装備を目指す。Qがナーフされたためルル単体での戦闘能力向上装備はかなり意味が薄くなってしまった。
オラクルを飲むタイミングは筆者は早すぎるとよく言われるが、金策2つ買ってからというかんじらしい。敵にステルスの使えるチャンプがいたら積極的に早めに飲むことで悲しみを背負わせることができる(特にアカリちゃん)。
本当に押し込んでいるときと、本当に押し込まれているとき(本陣での戦い)は、ワードをあまり置く機会がなく、視界より集団戦の比重が高まるので、0~2本ぐらい持ってあとは装備と能力エリクサーを飲む。なお装備欄が埋まりきっていてもエリクサーは飲める。