その1→その2→その3(この記事)
東Freljord、Shatterfrost野営地
私たちは東に旅立ち、Sejuaniの領域を遠く後にした。何日も旅を続ける内に、私たちはここで誰か人間、いや生き物にすら遭遇することができるのか、とても不安になってきた。Freljordは大地の恵みが薄く、何もない土地だ。
Asheに固い忠誠を誓う小さな部族であるShatterfrstの民は、私たちを迎え入れてくれた。彼らは予備の食糧をできる限り分けてくれると申し出てくれたが、予備食糧の備蓄は多いとは言えなかった。多くを分け与えられないことについて、彼らは申し訳なく思っているようだった。彼らによれば、トロールたちが野営地や村を襲って食糧を強奪したり、狩人を殺したりしていくのだという。トロールという生き物は、普通は少数集団で行動し、愚かで凶暴なものだが、これらの襲撃は組織化されているようだった。新しい指導者がトロールの王となり、トロールたちを戦いに駆り出しているのだと、部族の者は断言した。
しかし、Shatterfrostの民が口を噤んでしまうような、さらなる脅威があった。Freljordの伝説の“氷の魔女”の噂が、彼らの間で恐怖とともに囁かれていた。魔女は旅人や狩人たちを襲い、犠牲者を鋸の歯のような黒い氷に突き刺したままにするという。誰も彼女の顔を見たことはないし、見たとしても生きて帰らなかった、との話だ。
東Freljord
私たちは東FreljordにいるAsheの味方をさらに探すため、Shatterfrostを発ったが、すぐにとても激しい雪嵐に見舞われてしまった。降り続ける雪の中で、私の視界はほとんどなかった。私よりも先にValが前方の危険を察知したが、風に乗って聞こえる戦闘の音が私の耳にも聞こえてきた。
トロール(大きく不格好な身体をしていて、ひどく乱暴だ)がここから遠くにある小さな村を襲い、持ち去ることのできない物は全て壊してしまっていた。私は部族の者を助けられなかった──もう死んでいたのだ。私はできるだけ近づいた。あるトロールたちは他のトロールに向かって怒鳴っていた(不器用ではあるが、命令に従おうとしていたようだった)。リーダーのトロールは、氷で形作られたとおぼしき巨大な棍棒を担いでいた。雪嵐の暗闇の中ですら、その身体からは力が湧き立つように感じられた。これがトロールの王なのだろうか?
Valが建物の残骸から1本の旗を掴んで持ってきた──この部族はAvarosanに忠誠を誓っていたが、助けに来る者はただ一人もいなかったのだ。東Freljordは安全な土地ではない。Asheがこうした遠方の部族を招集しようとしても、それは叶わないだろう。
それでも、北方のFrostguardはAsheの最も頼れる味方だと言われている。Frostguardは古代よりこの地を監視する誓いを立てている。Frostguardの指導者の名はLissandraといい、その名はFreljordのどこであっても崇敬の念を起こさせる。トロール、Winter's Claw族、そして氷の魔女──AsheとLissandraはこれらの脅威を押しとどめていられるだろうか?というわけでびっくり、今回はTrundleのビジュアルアップデートのティーザーでした。 またTrundleのストーリーも合わせて追加されるようです。ビジュアルアップデートの詳細についてはGame 4 Broke様の記事をぜひご覧ください。