League of Legends公式が提供するデータ(リンク先は通常のHTMLではないためブラウザでは正しく表示されません)の中に、(翻訳中であろう)日本語データが見つかったのでその中からいくつか抜粋してご紹介します。
*注意* まだすべての内容が翻訳されておらず、また正式リリース前に現在の内容から変更される恐れがあります。
1.まずはチャンピオンの読み方
Gnar → ナールナーじゃ駄目だったんでしょうか。
なるべく日本人にわかりやすい名詞になるよう訳者が気を配ったのかもしれません。なお、UltのGNAR! はグナァアル! と訳されていましたので、MegaGnarの鳴き声を想像してMiniとMegaの鳴き声の違いを表しているのだとすると素敵ですね。
Poppy → ポピー
ポッピーと呼んでいる人には若干違和感がありますが、まあ発音のちょっとした違いくらいですね。
Sejuani → セジュアーニ
あれ、このブログのタイトルってなんでしたっけ?
Shaco → シェイコ
シェ、シェイコ!? 英語圏でも「シャコ」「シャコー」と呼ばれていますが、海外の名前風にするとこうなるのでしょうか。
2.中学二年生の心をくすぐるアイテム名
Youmuu's Ghostblade → 妖夢の霊剣
その字、OKなんでしょうか。
Blade of the Ruined King → 失墜の王剣
王剣で通じるようになるのは移住民からはありがたいですね。
Ohmwrecker → 抵抗撹乱の石
抵抗をレッキングする、で、抵抗攪乱、抵抗に攪乱を持ってくるのはいいセンスです。ちなみに、終焉を破壊する物と呼んでいる方もいらっしゃるそうで、カッコイイ。
Wit's End → 究極の答え
Wit(知識)のEnd(終着点)ということでこの訳。
有識者からのコメント「Witsの魔法ダメージが42なのは回答だからだったのか……」
Poro snax → ポロのおやつ
”放し飼いで伸び伸びと草を食べて育ったアヴァローサン地鶏と、ZMO不使用の有機フレルヨルド産ハーブをブレンドし、風味豊かに仕上げました。かわいいポロのご機嫌な生活に必要な栄養素を、バランス良く含有しています。すべての収益はノクサスの動物虐待防止運動に寄付されます。”
3.チャンピオンスキル
title (Sad mummy) → めそめそミイラ
Q(bandage toss) → べとべと包帯
子供っぽいAmumuに合わせてのネーミングですね、Amumuのキャラが見えてきます。W以降はこの形式でのネーミングではないようですが。
Annie:
W(incinerate) → バーニングファイア
元は焼却とか火葬という意味の単語。扇状に広がるこのスキルを表すには、バーニングファイア(燃え盛る炎)の方がイメージしやすいと思います。いっそのこともっとお子様な名前にしてもらってもよかったかも知れません。
Corki:
W(Valkyrie) → ワルキューレの騎行
バルキリー、ではなく「ワルキューレの騎行」としたところにプロ意識を感じます。
映画地獄の黙示録(原題:Apocalypse Now)のなかで、ヘリが編隊飛行で絨毯爆撃を行うシーンに流れている曲がまさにワーグナーの「ワルキューレの騎行」、名訳です。
Jinx:
W(ZAP!) → シビレーザー!
じゃじゃ馬暴走パンクガールJinxにはぴったりのネーミングです。Qについてはスイッチング! ですが、元がSwitcheroo! なので、すこし捻った翻訳でもよかったかもしれません。
4.これって結局どう訳すの?という言葉
the Chain Warden → 縛鎖の獄看Threshのloreにある言葉、翻訳者が頭を悩ませたであろう難解な部分にきっちり対訳をつけてくれました。
Smite → 神罰
強打、など訳す場合もあるでしょうが、Summoner's Spellであることを考えると、上位次元からの攻撃という意味を汲んで訳したものだと思われます。なお、アイテムの説明などで天罰と表記されている部分も見受けられました。
総括
安易にカタカナにするのではなく、日本鯖独自の訳をしっかりとつけていくスタイルのようです。また、ゲーム全体としての訳の統一よりも、キャラクターの性格や世界観ごとに訳の方向性を変えているところが如実に見られ、とても好感が持てます。春がすぐそこまで来ているように、日本語化の足音も聞こえてくるようです。ありがとうございました。
なお、
RyzeのQ「Overload」の訳は「破呪」。
「積み過ぎ」ではなくて本当に良かった。