最近スポットライトが当たっている「Freljord」という地域について、英語Wikiからその設定を訳出しました。Freljord出身のチャンピオンとしては、Ashe、Nunu、Sejuani、Volibearがおり、出身ではないが関係の深いチャンピオンとしてはAnivia、Tryndamere、Gragasがいますね。ここにTrundleが加わることが先日のティーザーで予告されました。LissandraはTrundleに続くのでしょうか?
Freljord
Freljordとは、Valoran北部を占めるツンドラ地帯に位置する都市国家である。背景
Freljordは厳しい土地だ。険しい山々は雪と氷に覆われ、多くの命を奪う雪嵐が発生する。この地を旅することは危険で、特に冬季はとても厳しい。ここを居として定めた精霊たちはしばしば、領有権を主張することがある。Gelid Vortex──Runeterraの北半球を覆い尽くす嵐──はFreljordで発生する一番大きな雪嵐である。地域
Freljordは6つの地域に分けられる。Ice Dervish部族の村であったRakelstakeは、現在はFreljordの首都である。Freljord北方に発生している大規模な雪嵐であるGelid Vortexは、山々の中心に位置している。Ironspike山脈は、Freljordを取り囲む山々である。この山々の中には、Aniviaの本拠地もある。Gelid Vortexから外れたIronspike山脈の中に、Avarosa氷河がある。Icebornたちが抑圧者を打倒した史跡であるHowling Abyssは、現在Institute of WarによってField of Justiceのひとつとして使われている。文化
Freljord人たちの系譜は「三姉妹戦争」後にそれぞれの部族に分かれている。地域全体が3つの遊牧民族に分割されて統治されており、その部族とはFrost Archerの部族、Ice Dervishの部族、Winter's Clawの部族である。長年の間、この部族たちはお互いに時々小競り合いをしていたが、戦争状態が続いている理由は長らく忘れ去られていた。3つの部族はそれぞれが3人の姫によって治められている。Ashe, the Frost Archer、Lissandra, the Ice Dervish、Sejuani, the Winter's Wrathの3人である。時は進み、新しい女王と王が戴冠したことにより、Freljord人はバラバラになった部族間の繋がりを新しく結びなおすこととなった。それまでイェティやUrsineといった知能ある生物たちは一段低く見られており、隠遁するような生活を送っていたが、都市国家政府においては彼らに発言権が与えられた。さらに、Valoran北方の蛮族から王を迎えたことにより、Freljordは彼らと同盟を結んだ。北方の蛮族たちはFreljordに移住を始め、Freljord人の社会に彼らの伝統が融合し始めることとなった。
人口
FreljordのRakelstakeとして知られる都市はIce Dervish部族によって居住が始まった地である。この都市は現在、Freljord連合都市国家の首都である。Noxusとの関係
Leagueに参加したことによる被保護権はFreljordにも与えられた。そして蛮族にも──Noxusは北方の蛮族平定行動を“中止”し、撤兵することを発表した。Katarina, the Sinister Bladeは司令官にこう訴えた。曰く、NoxusはLeagueの規則を遵守しているが、自分の配下達は蛮族達にされた攻撃を忘れはしないだろう、と。Demaciaとの関係
Noxusと北方の蛮族の間にあったような悲惨な対立関係がなかったにもかかわらず、DemaciaとFreljordの間には歴史的な対立が起ころうとしている。AsheとTryndamereの両者は、Noxusが蛮族平定行動を行っていた間、Demaciaが中立を保っていたことを大きく非難し続けている。実際、Demaciaは自国の防衛以外については沈黙を保っており、この蛮族平定行動で生じた難民たちを追い返したことにより、Freljordの犠牲者を増やす結果となってしまっていた。さらに言えば、Demacia北方の農地はしばしば北方の蛮族の襲撃の標的となっていた。ふたつの都市国家間に生まれた不信の溝を埋めるには、お互いの政治的な努力が多大に必要となるだろう。歴史
ツンドラの戦い
勝利の白き衣を纏うAshe |
イェティ乗り
Nunuは幼い頃、父の背中に負われて山深くからの探検から帰還するところだった。その時、突然雪嵐が彼らを襲い、2人は洞窟へと避難した。その嵐はここ最近で最悪のもので、何日か続いた。Nunuの父は食料を探して洞窟を出、二度と戻らなかった。雪嵐が止んだ時、小さな子供だったNunuは山の麓で死にかけていた。幸運にもその一帯は、Nunuの父親が安全な通行を確保した、力強い獣であるイェティの領域だった。Willumpという名の若いイェティがNunuを見つけ、彼を自分の家へと連れ帰った。その後、Runeterra人にとって謎の文化を持つイェティたちに、Nunuは育てられることとなった。一見獰猛に見えるこの生物たちが、実際は精霊たちと深い結びつきをもって周囲の環境と調和して暮らしていることに、この少年はすぐに気づいた。彼らはとても縄張り意識が強く、縄張りを守るためであれば敵を恐れない。イェティたちはValoranの他の地域を見、風のにおいが変わるのを感じ取っていた。League of Legendsができた時、イェティたちは自分たちにもチャンピオンが必要だということを把握した。兄弟Willumpの背に乗り、Nunuは彼らのチャンピオンとなったのだった。氷鳳凰
遥か遠く別世界から召喚された生物であるAniviaは、Freljordの雪原に隣接したIronspike山脈に居を定めた。彼女はねぐらの近くの山を、自分の領地として宣言した。一見近づきがたいように見えるが、彼女は若きチャンピオンであるNunuとそのイェティの友Willumpと、固い友情を結んだ。この山々を越えて、Ashe姫もまた友好の契りを結ぶためにAniviaの元へやって来た。Ice Dervish族との同盟
RakelstakeにおけるLissandra姫の戴冠 |
北方の蛮族との同盟
AsheとTryndamere、同盟を宣言する |
都市国家への昇格
Freljordの転換点たる出来事が精査された後、High Councilor(高等評議員)のVessaria KolminyeはIntitute of WarのLuminary Cloister(光輝院)からの声明を発表した。その内容は、Freljordに都市国家としての権利と防衛力があることを認め、独立国家としての主権を認めるというものだった。この新しい格付けにより、FreljordはLeagueでの議席を1つ割り当てられることとなった。Institute of Warに駐在する権利を持った大使が、Freljordを代表して議会で1票を投じることとなったのだ。FreljordはLeagueで国際政治の調停を求めることもできるようになった。Freljordは過去にもLeagueの一員としてくれるよう請願していたのだが、その時は国民人口の不足と、政府組織や治安維持組織がないことから拒絶されていた。ここになってFreljordの連合二部族の指導者としてAsheが任命されたことと、Tryndamere率いる蛮族が加わって国力と人口が増えたことにより、Council of Equity(審議院)の意見を覆すだけの十分な条件が揃ったのだった。
新女王と新王の戴冠
Ashe女王、Tryndamereを王に選び王冠を授ける |
後にAshe女王は、Sejuani姫に対して王家の顧問委員会の席を用意していると申し出た。Sejuaniはこれに対して部族の民の前に姿を現し、Asheを女王として認めることは絶対になく、Asheを女王として戴く者たちはFreljordの裏切り者だ、と言い放った。しかし彼女の意見は民に浸透することはなく、何百人ものWinter's Claw族がAsheの戴冠式に参加するためRakelstakeへと出発していた。戴冠式ではNunuが誇らしげに大使の任を受け、祝宴の席では今までにない規模のイェティ代表団が大いに耳目を集めた。蛮族達は群れを成して新しく故郷となる土地へ入植し、戴冠した自分たちの王を一目見ようとやって来ていた。Tryndamereは蛮族達を演説でもって迎え、蛮族達がValoranでの発言権を得るために今真にひとりひとりができることは、誇りある高潔な戦士でいることである、と鼓舞した。
Avarosaの流氷、購入さる
Gragas, the Rabble RouserはRuneterraで最も澄んだ水を求め、Freljord最北の氷河であるAvarosa氷河にまで旅をしてきた。このチャンピオンは、ただの雪原に対して権利を主張するためにFreljordまでやって来たのだ。Tryndamere王とAshe女王との会見にて、彼はこの場所がいかに自分の酒造技術に適うかを語り、どうか自分を信じてこの場所の管理を任せてほしい、と切実に訴えた。一方でこの申し出は、危険な地域を国の発展に活用するチャンスと捉えられ、統治者たちは喜んでこれを承諾した。GragasはAvarosa氷河をFreljordからなんと9000年間もの間借り受けるという契約にサインし、酒造りにとってとても大切な水をずっと将来まで確保することとなった。彼と統治者の間で成された契約はその後、Freljordの伝統にも合うものであるという結論になった。酒が供給されるからである。水源の上に、Gragasは彼の最も有名な伝説的名酒である
Graggy Iceを造るための大規模な酒蔵を建設した。
Ursineとの同盟
先代のUrsine族長の死後、その兄弟であるVolibearは部族の長の地位を引き継いでいた。部族は彼が族長となることを認めてはいたが、Ursineの伝統に従い、族長となるものは聖なる山の頂きに登り、激しい嵐と対話しなければ、完全に認められはしない。Volibearが山頂に辿り着くと、彼の民が血に染まった雪上でことごとく死に、Freljordが戦乱によって荒廃していく悪夢をGelid Vortexが彼に見せた。人間と団結せねばこの悪夢は正夢になり、Ursineは確実に滅びるだろうとVolibearは思った。彼は南にあるRakelstake、Freljordの首都へと旅立った。Ursineが南の山々を越えて旅することはここ何世紀もなかったことであり、彼の外見は不審なものであったが、Ashe女王はVolibearを聡明で心強い味方と認識した。このことにより、Volibearは戦乱を防ぐ最初の一歩を踏み出し、同盟に加わったのである。